1960-03-30 第34回国会 参議院 逓信委員会 第11号
○参考人(野村秀雄君) 今、森中委員のおっしゃったように、これは民間の放送会議でありますが、会議に参加しておられる方々は、大てい国の代表的立場にあられる方々であります。そこに非常にむずかしいところがあるわけでありまして、今後、この放送会議をいかに運営していくか、またこれを成長させて、積極的に放送文化のために、国際親善のためにやり得るかということは、今ここで、こうしますということは、私申しかねるのでありまして
○参考人(野村秀雄君) 今、森中委員のおっしゃったように、これは民間の放送会議でありますが、会議に参加しておられる方々は、大てい国の代表的立場にあられる方々であります。そこに非常にむずかしいところがあるわけでありまして、今後、この放送会議をいかに運営していくか、またこれを成長させて、積極的に放送文化のために、国際親善のためにやり得るかということは、今ここで、こうしますということは、私申しかねるのでありまして
○参考人(野村秀雄君) アジア放送会議につきましては、本年の五月に、第三回の会議を開会いたすことに相なっておりますが、第一回の初めての会議に招請したのが、そういう条件のもとに案内して、開会したようなわけでありまするが、これを新たに加えるとか何とかいうことは、その参加国の総意によって決定するわけでありまして、なかなかこの新たな加盟ということは容易でないことは、開催地をどこにするかということすら、議事運営委員会
○参考人(野村秀雄君) ただいま、久保委員からおっしゃった通り、人心の一新と、同時にこれは、協会の気風の清新に資するゆえんと思います。人事の異動等についても、できるだけ適材を適所に使って、それぞれの能力を発揮させるようにいたしたい、かように考えます。昨年、理事の増員に伴って、いろいろ大きな異動をいたしました。そうして異動の結果、その後の成績を見ると、大体においてわれわれが考えておったような成果をあげ
○参考人(野村秀雄君) 私からかいつまんで申し上げすが、テレビはテレビの放送、ラジオはラジオの放送、それぞれの機能に適したものをやっていきたい。四月からの会計においては、ラジオとテレビとの内容を同じようにしないで、ラジオはラジオ、テレビはテレビで生きていけるようなものを多く作っていきたい、かように考えております。
○参考人(野村秀雄君) 私は、テレビはテレビ、ラジオはラジオの、それぞれの機能がありますから、これを車の両輪のように、テレビを見て下さる方も同時にラジオを聞いてもらう。しかもそのラジオは、家庭の主婦の方々が仕事をしながらでも、これはいい番組だ、ためになるのだというような意味に受け取っていただくように、車の両輪として並び放送していきたいと、かように考えて、その間決して軽重というようなものは考えておりません
○参考人(野村秀雄君) ラジオの受信者の減少、つまりラジオの受信を契約して下さる方の減少ということはまことに遺憾に思うております。この点については、昨年来、協会といたしましては、あらゆる下段によってこの廃止を防止するということに力を注いでおります。何と申しましてもNHKの財政基礎は受信料によることでありますから、この受信料の問題についてはNHKができ得る範囲においてやっていきたい。決して私はラジオの
○参考人(野村秀雄君) 有線放送が逐次発達してきておりまして、一作品か昨日の朝六時か七時ごろのラジオを聞いておると、農協で有線放送の効果というものに対するその地方の論文を募集して、そしてその論文のいいものに対して、私まことに相済まぬことになるのですが、知らぬうちにNHKの会長賞というものを出しておるような状態なんです。きのうの朝ですか、六時すぎごろのラジオで初めて知ったような状態で、とにかく、NHK
○参考人(野村秀雄君) 私は、NHKはNHKのペースによってこの本放送をいたしたい、民放が三時間やるからNHKも三時間やるというようなことはいたさせたくないのであります。今度の予算においては実験放送を強化する意味において、三十分を一時間ぐらいな程度にして、壁よりも質においてこのカラーの機能を発揮していきたい。従って逐次、あるいは量的にも多くなるかもしれませんが、量よりも質によって、白黒のテレビに影響
○参考人(野村秀雄君) 正直に申し上げますと、NHKとしては、カラーテレビについての研究は昭和三十五年以来続けてきております。よほどその研究の成果は上がっておるわけでありまして、これをいつ本放送に移すか、実施せられるかということは政治的に御決定になることと思いまして、われわれはその政治的の御決定を待っておったわけであります。私としては畳の上で水練するのがいいのか、水の中へ飛び込んで水練するのがいいのか
○野村参考人 昨日も森本委員、片島委員からその点についての御質問がありまして、それについて私お答え申し上げました。受信料の問題はNHKとしてきわめて重大な問題でありますから、これまでもいろいろの点を考慮いたしまして研究を続けておったのでありますが、この三十五年度の予算を御承認いただけば、直ちにこの受信料問題をいかにすべきかということについての検討を重ねていきたいと考えております。またNHKの性格というものをいかに
○野村参考人 去年の「明日のNHK」は「プール計算は、受信者の負担の均衡からいって望ましくないと考えています。」ということを表明しておりますが、先ほど来NHKの当局から御説明申し上げた通り、ラジオの伸びが逆に減るという状態になって、われわれが三十四年度の予算を編成したときの事情とよほど変わってきたということは、われわれの見込み違いであるということを申し上げたのでありまして、その見込み違いから三十五年度
○野村参考人 第一次五カ年計画の大綱は、三十五年度においては、その予算編成にあたって、これを修正するということは、御説明申し上げておると思います。 一本化については、先ほど大臣からも御説明申された通りでありまして、私その点は、今日の場合NHKとしては必要であるということを考えまして、こういうようにいたしたわけでございます。
○野村参考人 NHKといたしましては、カラー放送を実施するからと申して聴視料を増額するとか、あるいは別建てで取るとかいうことは考えておりません。NHKといたしましては、先ほど局長からも申されたように、NHKの使命にかんがみまして、カラーを健全にこれから伸ばしていくようにいたしたい、従って量よりも質においてその放送としての機能を充実し、また発揮していきたい、かように考えております。従って三十五年度においては
○野村参考人 午前中森本委員から受信料の問題について、御質問がありましてお答え申しておきましたがこの受信料の問題は、NHKとしては非常に重大なる問題であります。早くからいろいろ研究を重ねておりますが、三十五年度のこの予算が御承認を得たらば直ちに受信料の問題に取り組んで真剣に検討いたしたいと思いますが、ただ手続の問題とか、考えようによってはNHKの性格に関する大きな問題でありますから、慎重に検討し、そうして
○野村参考人 受信料の問題はNHKとして非常に重大なる問題でありまして、つとに研究はいたしております。この三十五年度の予算が御承認を得られた暁におきましても、受信料の問題をいかにするかということを真剣に取り組んでいきたいと考えております。
○参考人(野村秀雄君) ただいま議題となっております日本放送協会の昭和三十五年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、その大綱を御説明いたしたいと存じますが、それに先だちまして、協会の現状と当面しております諸問題につきまして申し述べる機会をお与え下さいましたことを厚く御礼申し上げます。 協会は、公共放送の使命を達成するため、昭和三十三年度を起点といたします五カ年計画を策定いたし、委員各位の絶大
○野村参考人 ただいま議題となっております日本放送協会の昭和三十五年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、その大綱を御説明いたしたいと存じますが、それに先だちまして、協会の現状と当面いたしております諸問題につきまして申し述べる機会をお与え下さいました御配慮に対し、厚く御礼を申し上げます。 協会は公共放送の使命を達成するため、昭和三十三年度を起点といたします五カ年計画を策定いたし、委員各位の
○野村参考人 経営委員会の事務局と申しますか、経営委員会の手足になってNHKの業務を行なっているのはわれわれ執行部であります。
○野村参考人 監事は、御承知の通り経営委員会において任命することになっておりまして、放送法の改正によりまして三人の監事がおります。そのうち一人は常任監事として毎日出勤しておりまして、経営委員の指示するところによって業務を監査しております。そうして経営委員が指示したこと以外に直接自分の気づいたところをわれわれ理事者について聞いて、これを経営委員に報告しておるような状態であります。
○野村参考人 ラジオの受信者が減少することについては、いろいろの原因があると思います。先日お答え申し上げたような事情があると思いますが、私は、積極的に難聴地域を解消しつつ、また老朽施設を改善して、どこでもNHKのラジオを聞き得るような状態に置かねばならぬというので、この施設面においても大いなる改善をはかりたい。そうして未開発地域と申しますか、低開発地域と申しますか、そういう地域を十分開拓していきたい
○野村参考人 その通りなんです。受信者はふえております。それはメーカーの上からいっても販売店の上からいっても、われわれはふえておると思うておりますが、その受信を契約して下さる人が減る、いわゆるラジオを廃止するということをいわれる方が多くなっておるのに困っておるわけなんです。その廃止せられるということ、いわゆる契約を解除せられるということはどこに原因があるのか。テレビを持っておるからもうラジオは要らぬというような
○野村参考人 ラジオとテレビの状況を概略御説明申し上げます。ラジオは今年の国会において六十七円を八十五円に値上げをしていただきましたが、ラジオの受信者そのものは決して減っておりません。むしろ前よりもふえておるような状況であります。しかし遺憾ながら受信の契約をして下さる方がそう新しくふえない。むしろかえって減少する傾向にあるのであります。それはわれわれとしても非常に遺憾に存じましてあらゆる方法、すなわち
○野村参考人 今伊勢湾のことを申しましたが、前の山梨、長野両地方における災害についても、そういうような意味において報道上NHKがなさねばならぬことについては、相当やったつもりでおります。なお伊勢湾台風においても、その後医療等について十分お手伝いいたしております。長野の場合においてもお手伝いいたしたのでありますが、山梨の方は県医師会ですか何かで、NHKの方から出てくれない方がいいというようなお話があったために
○野村参考人 今度の伊勢湾台風に際しましては、協会としては報道の点において万遺憾なきを期するためにいろいろのことを行ないましたが、何しろあれだけの大きな深刻な災害であったため、まずわれわれとしてはトランジスターを何十台でしたか、またテレビ受像機を何十台、これをそれぞれ被災者のお集まりになっておられるところに設置して報道を十分に尽くすようにいたしております。また告示板のようなものを所々方々に設けて、いろいろ
○野村参考人 日本放送協会の昭和三十二年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書について、その概要を御説明申し上げます。 まず財産目録と貸借対照表について申し上げますと、昭和三十三年三月三十一日現在における固有資本は三十二億五千百九十五万円でありまして、これに対し、資産は百二億七百二十一万円、負債は五十三億四千三百四十一万円で、資産から負債と固有資本を差し引いた剰余金は十六億一千百八十五万円でございます
○参考人(野村秀雄君) ただいまの御質問と申しますか、御意見と申しますか、まことにごもっともなことで、私も全然同感でありましてテレビ、ラジオを通じてどうかして今まであったような悪い風潮を助長するような、ことに青少年の教育、成長、発達のために害になるような画面、あるいは全体を通じて、放送は、逐次よくしていくように努めておるのであります。 まだ十分ではありませんけれども、私は、今申したように、放送の面
○野村参考人 部外の人では、前から顧問というのは、いろいろの種類の顧問があったのですけれども、それを整理してこういうようにして、今まで顧問としておられたお方、久保田万太郎さんとかあるいは茅誠司さんとか千葉雄次郎さんとか、美土路昌一さん、天野貞祐さんとか、こういう方を名誉顧問ということにお願いして、ときどきお集まりを願っていろいろ御意見を聞くようにいたしております。従って他に顧問というものがないわけであります
○野村参考人 顧問というのは会長、副会長、理事、監事をある期間勤めた者を顧問とする、その顧問は今のところ前の副会長の小松君、それから理事の金川君、岡部君、池田君、石島君、それから参与は理事待遇であった古い功労のあった局長を参与にいたしております。それは前の総務局長であった近藤君、国際局長であった崎山君、この両名であると記憶しております。 なおこの参与にしても顧問にしても任期があります。池田君はもう
○野村参考人 会長、副会長に事故があったときに専務理事が会長、副会長の仕事をするということで、その序列というのですか、だれがということをお聞きでありましたが、理事に就任した順序によってきめたいと思います。すなわちこの三専務理事の中で前田専務理事が先任でありまして、それに次いで田辺専務理事が順序である。そうして小野専務理事がその次という順序になっております。あとの理事のことについては、そこまで私考えておりませんです
○参考人(野村秀雄君) 昨日でしたか、一昨日であったか、鈴木委員からも、そういう職員の待遇の改善についての御質問がありましたから、私は繰り返して申し上げるようでありますが、このNHKの大きな仕事を運営しておるのは、NHKに職を奉じておるすべての人である。従って、この人々が安んじてその職に精進し得るように待遇を改善していきたい、また厚生施設についても、できるだけよりよいものにいたしたい、かように考えておりまして
○参考人(野村秀雄君) 私は、まことに申しわけないことでありますが、経営の才が全然ないというほどそういうことに対しての知識、経験を持っておりません。今の理事者に信頼して業務を運営いたしておりますが、しかし先ほど山田委員から仰せのように、ただ因襲によって運営しておってはいかぬ、ここにある一つの画期的と申しますか、新しい生命を開いてNHKの運営を活発にいたしたいと思っております。従ってこの経営の合理化というようなことは
○参考人(野村秀雄君) 私はラジオの聴取者が減らない、メーカーなんかの報告を徴しても、ラジオを聞く者は非常にふえておるという事実から見ても、私はラジオの聴取者は減らない、ただその契約をしてくれる人が少くなっておるんだ、しかし私はどうしてもラジオの聴取者は減らしてはならぬ、NHKのラジオは一時間でも二時間でも聞かねばならぬというような、いい放送をするように努力していかなければならぬということを考えまして
○参考人(野村秀雄君) 私もある程度といっていいか、大部分は新谷委員のお説に賛成でありますが、ただやはり報道というものをゆるがせにすることはできません。ことに新聞とは違って、立体的に報道する必要があると思いますから、この報道陣はNHKとして強化する必要があろうと思います。しかし同時に幅の広い人をできるだけ重要な地点に置いて、そうして各方面からNHKの使命達成に役立つ人を送りたい、かように考えております
○参考人(野村秀雄君) 今でも総合テレビにおいて学校放送はやっております。私、いつでしたか、学校放送に関する研究会があったときに、永田町の小学校へ参りまして、親しくテレビによる教育を、教授を見て参りました。その感銘の深いことを私もよく痛感いたしました。どうしてもこれは学校にもテレビを利用してもらうことにより多く努めていかなければならぬと思いまして、昨年秋、地方を回って、地方の番組審議会の人々にもお会
○参考人(野村秀雄君) 教育放送が放送できない地域に対しては、総合テレビにおいて教養をある程度まで取り入れて、その教育放送の届かぬ地域の要望を満たし得るように、今のところ具体的にどうということをはっきり私申し上げかねますが、心組みとしてはそれをいたしたい、さように考えております。それで、この番組審議会が新しく出発いたしますれば、その方針のもとに総合品テレビの番組も組んでいきたい、かように考えております
○参考人(野村秀雄君) 森中委員の御質問にあるいは沿わないかも存じませんが、この問題に対する協会の立場を一言申し上げて御了解を得たいと思います。 実は、この協会が社団法人時代に事業税をとらぬと、しかしそのかわりに結核療養、予防等に相当の寄付をせいということで、寄付を協会の方からいたしておりました。それが今度放送法が改正になって、今のようなNHKが事業体と相なりまして、自然発生的にある程度まで社会保障的
○参考人(野村秀雄君) ただいまの新谷委員の御注意のように、私も今度の理事増員を意義あらしむるように慎重に考慮いたしまして、そうして、その人選においても、運営においても、御期待に沿うようにいたしたいと考えております。ただ、今日の段階において具体的に御説明申し上げることはできませんが、ただ私としては、先ほども申したように、専務とか常務とかというような理事を若干名置きまして、そうして総括的にこの理事会の
○参考人(野村秀雄君) 理事は、放送法の改正によりまして、七人以上十名以内ということに相なっておりますが、私は、理事の構成については、専務とか常務とかという総括的の理事を若干名置いて、そうして他の理事には理事としてそれぞれの仕事を担任してもらうようにいたしたいと考えております。なお、できれば地方にも理事を置いて、そうして中央と地方との連絡調整をもよくつけていきたい、かように考えておりますために、理事会
○参考人(野村秀雄君) 私、この事業計画を立てるについて、昨年度の、三十三年度の予算を立てるときに、五カ年計画というものを立てて、そうして受信料の改定をも試みようといたしたのでありますが、客観的情勢が、これを許さなかったために、赤字で予算を組んで、そうしてNHKの使命達成の一端といたしたのであります。しかし私は、三十四年度の予算を編成するについては、三十三年度のからの五カ年計画を再検討して、どうしても
○野村参考人 私はラジオは聴取者は減らない、ただ契約者は聴取者の数のようにはふえませんが、ラジオの聴取者は決して減らない、むしろ多くなりはしないか。また私はラジオをどうしても聞いてもらわなければならぬ、NHKのラジオはどうしても聞かねばならぬというように、いい番組をもってラジオの放送をいたしたい、かように考えております。従って、そういうような考えを持ってラジオの放送をしておれば、自然にラジオの放送を
○野村参考人 三十四年度予算には、そういう意味で組んだのはありませんが、早晩そういたしたい、またそうあった方が、NHKの財政を運営し事業を遂行する上において、健全かつ円滑であろうということを私は考えております。
○野村参考人 私はそう思うております。ラジオとテレビとの料金の一本化というのが早晩実現して、NHKの運営を健全に円滑にやっていかねばならぬ、またなり得るだろうということを考えておるわけであります。
○参考人(野村秀雄君) NHKの良識によりまして、そしてこの信条は、どこまでも守つて、NHKの使命を果していく強い決意を持っております。
○参考人(野村秀雄君) 三木鶏郎事件というものの内容並びにその結末がどうであったかということを私よく存じません。存じませんが、私としては真実を報道し、そして公正に問題を解説していう、そうしてこの放送法に盛られた精神を、どこまでも堅持して、報道の自由というものを確保していきたい、かように私の信条として今まで運営もいたしてきておるわけでありますが、今後も、もちろんその方針を堅持していきたいと思っております
○野村参考人 私もそう望んでおります。昨年末以来郵政大臣に私の希望を申し上げて、郵政大臣も責任を持ってこの建設資金はまかない得るようにするということの言明を得ております。私はそれは必ず実現するものと信じ期待いたしております。
○野村参考人 お答えが漏れておりましたが、そういうような批評もよく承わっております。できるだけ番組の内容を豊富にして、そうしてしかもそれが俗悪化しないように、国民の皆さんの潤いとなり、慰めとなり、励ましとなり、そしてその生活を豊かにするように努めていきまして、今後もそういうような御批判に対しては、重々注意をいたして御期待に沿うように努めていきたいと思っております。
○野村参考人 ただいま秋田委員の御質問に対して、NHKとしての私の所信を申し上げて御了解を得たいと思います。私は、NHKは政治の上にも、宗教の上にも、偏せず覚せず、中正の道をまっすぐに行かなければならぬ。報道においても、解説においても、真実をもって、そして誤まりのないことを確保していくように努めておるのでありますが、あるいは忽忙の際において、あやまちがあったかもしれませんけれども、そういう場合には直
○野村参考人 第一点について私の考えを申し上げます。 私は地方の文化が向上し、これがよく民主化するというときにおきまして民主政治というものが発展し伸張するものだ、かように考えております。政治も経済も文化も東京に集中し、偏在することは、決して健全な姿とは思いません。地方の文化、経済が振興し、発達し、地方住民が繁栄するようになって、国全体が発展し、またそれが文化の向上となり、民主化の拡充となるものと考